6月2日(雨)
早々と入梅となり、今日も雨です。今もなお、余震が毎日続く中での不安が増す天候です。
昨日、たまたま招待券をいただいた「金子みすず展」へ行ってまいりました。
震災当初にはテレビで頻繁に詠われ、この震災への思いを全国共有しようとの意図があり、
誰もが感銘を受けたと思いますが、確かに金子みすずの詩には郷愁、人の営みの原点
があり、人は人だけでは生きてゆけない、万物の霊長ではなく本当に大自然に生かされている
ものであること、詩句のみではなく生き様そのものであるからこそ、そこに今も生きているかの
錯覚を覚えるような思いでした。
「詩は志であり、死であらねばならない」とのある詩人の言葉がありましたが、
生き様の望みはまさにそうありたいと思います。
金子みすずの最後はこの世のしがらみのなか、死でもって「生」を全うしたのではと
思います。
今、私たちがこの震災のなか被災者の生きる様を生かさねば、私たちの子供への
未来は・・・・・・。
そう、自問しながら帰途に着きました。
代表作
私と小鳥と鈴を
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥は私のように、
地面を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
3月11日(曇り)
午後2時46分ごろ、突然建物が揺れ始め、またいつもの小さい地震かと思いきや
次第に大きくなり余震も続き、東海地震がついに来たかと覚悟し揺れの中テレビを付けると
震源は宮城沖との報道、震度7マグネチュードが8.8の国内で記録が残る最大の地震と
なりました。
車、家、船等が津波に呑まれすごい勢いで連れ去られていく、ライトがついたままの車が
必死に連れ去られまいとこらえている、中に人がいるのか?流れいく家に人がいるのか?
母か、父か、妹か、姉か、弟か、すべてを濁流のなかに呑みこんでいく、
映像でみるだけで今、何かできるのか?今そこに母が、父が、兄弟がいるのに、
決して、この自然の畏怖すべき猛威に勝つことができなくても、
何かしなければならないのでは、家路へ歩いていく人々、わが子、愛する人がいる我が家へ
帰らねばとわが身を叱咤しながら一歩ずつ向かう、それを手助けする人々
そこに流れるすべての立場、境遇、思想、しがらみを越えている人にしかできない絆。
未だ、東海地震が控えていることを決して忘れてはいけない。
11月27日(晴れ)
弊社では先日、住宅設備のネットショップを開店いたしました。
住宅設備の価格は部材等の造りを良く見ると本当にこの価格で良いのだろうか?
と思える位高いと思っておりました。
リフォーム業をしているわが身としては出来るだけ住まいのリフォーム、メンテナンス
をもっと気軽に出来、「思い入れのある我が家にもっと長く住まいたい」
「中古住宅でも充分長く住まえる自分思いの楽しい使いやすい住まいにしたい」
とのお客様の願いから住宅設備をもっと安価に提供出来るようにしました。
今までお客様に提供していた価格より2割から4割安く提供し、
お客様に大変喜ばれています。
次第に寒くなり年末が近づいてくるなか、家族の温もり溢れる
住まいに少しでのお役に立てたらと思っております。



| 今年8月に里親募集の動物病院から我が家の家族となりました。 |
10月4日(曇り雨)
しばらくぶりの記しです。現在耐震の設計と監理を依頼され
現場を確認させていただきました築40年超の住宅の件ですが、
内部の壁を全て撤去し柱だけにしたスケルトン状態で耐震工事を
どうするか調査をいたしました。
内部の基礎はなく、ただ15センチ角コンクリで柱を受け、
一部は土台柱も腐食し、横からの地震の揺れには到底持ちこたえられない
状況でいつ倒壊しても不思議でない構造でした。
耐震設計には多くの補強を基礎、土台、柱、梁、壁に必要とされる状態です。
このような住まいが未だに100万戸以上存在している状態です。
大切な我が家、憩いの我が家が家族の命を奪う凶器となり得るのです。
費用をかければいくらでも補強できるのですが
耐震設計をするには費用のことも汲みしなければなりません。
かといって耐震性も命を守るために第一に考えなければなりません。
その狭間での葛藤で設計を完成させねばなりません。
私は、耐震診断士としての重責をひしひしと感じる日でした。
6月4日(晴れ)
澄み渡る大空が大地を覆って心地よい今日の日和です。
先日、初めてのお客様より「床下で漏水しているので見て欲しい」との不安なご様子で
お電話をいただきました。
早速、調査に参りましたら、水道メーターはくるくると廻り、台所の床下収納から入り
点検をしようとしましたら、床下は水がたまり、無理して移動するつもりでしたが、
基礎が全て仕切られていて、移動するすべも無く最悪の状態でした。
どうしてこんないい加減な工事をしたんだろうと怒りがこみ上げてきました。
1段下がった駐車場の基礎は外部に水が染み出して、これでは
点検口を別床に設置が必要と判断し、お客様の了解を頂き後日
大工と水道の技術者と一緒に伺い、点検口を洗面所に設置しましたが
以前よりも水かさは上がり、洗面所の基礎も仕切りを全て塞いでいるではありませんか。
基礎に小さな穴があいていてそれより漏水箇所の水が床下全体にながれていたのです。
数時間後水道技術者が外釜の給湯管を止水したところ、漏水が止まったのです。
すぐに、床下の溜まった水を抜くべく基礎に横穴を数箇所あけ、1日かけて水抜きが
殆んどできました。
しかし、給湯管のどこで漏れていたか点検できません。
給湯管を新しく取り直すこととなり、無事に完了した次第です。
建築は後日のメンテナンスが絶対必要です。
このお宅を建てた建築会社は建てればそれでお別れ、後は面倒みないよ!!
といっていることと同じです。
未だに大切なお客様にとっての財産を台無しにするような建築屋がいるのです。
本当に、怒るより、罰せられるべきと憤慨する次第です。
建築をする身としてお客様の実害、心痛いかばかりかと思う出来事でした。
3月7日(日)雨
菜種梅雨の空模様で春がそこまで来ているのに気温が未だ冬で雨がつづいています。
現在、増築と水廻りのリフォーム工事を施工しているのですが、
しみじみ思うのは、職人さんにめぐまれているなあ~と感謝の毎日です。
よく、お客様に「感じのいい職人さんですね」と褒められ大変嬉しく
私も「みんな技術もすぐれ人柄もよい職人さんに恵まれています」とお応えします。
リフォームは古い材に新しい部材を一体化させるのですから、
古い材の殆んどが乾燥、長年の荷重に耐えて狂いがきています。
故に、技術力が繊細でなければなりません。「このくらいはいいだろう」
の中途半端な労力を惜しむ性格だととても安心して任せられません。
どんなに、良い技術をもっていてもお客様に自信をもって奨められません。
私の周りの職人さんは私と20年~30年の付き合いです。
気心もお互いに知りえています。そして一人ひとりが誇りをもっています。
その子たちは2代目、3代目と親のあとを継いでいるのです。
親がわが子に暴力をふるい死に追いやる事件が多く報道されています。
そんな時代にも私の周りの職人さんはわが子と人生を共にしているのです。
お客様にとってリフォームは新しい生活の始まりであるとおもいます。
私は、いつまでも職人さんを大切にすることはお客様のお心にお応えすることだと
思うこの頃です。
12月1日(火)晴れのち曇り
先日外部塗装工事を請け負わせていただいたお客様より
嬉しいお褒めのお言葉をいただき、この仕事をしていて本当に良かったと思えることでした。
塗装をした職人さんを大変気に入っていただいたのです。
「お宅の職人さんは礼儀もあり、私たちの希望を一つ一つ聞いていてそのように工事を
一生懸命やってくれて、本当に満足しています。今までの職人さんは殆んど希望を聞いてくれず
ただ黙々と仕事をしていただけで、どのように工事を終えたかわからないくらいでした。
こんなものかと思っていたら、今回は私たちの意見や希望を聞いてくれて
私たちも一緒に工事をしたような気分です。我が家の事ですもの、面白く嬉しかったのです」
このように、お客様と工事を一緒に進めていく事は何よりもリフォームを請け負う者
にとっては非常に大事な事と思います。リフォームはお客様と私と職人が一体となり
進めて行くことのみで実現されるものと思っています。
私の経験から殆んどのお客様はご自分の家のことを知らないのです。
更に、建築した当時の家の詳細仕様書さえないのです。
いかに、建築業者の怠慢が多いことか嘆かわしい限りです。
雨漏りの防水ベランダの防水の仕様書がない。
耐震診断の際、家の構造図がない。等々上げれば限がありません。
そのような状態のなかで何よりもお客様にご自分の家のことを多く知って欲しい
、どんな小さな工事であろうと大切なお客様の財産である住まいを大切に
して参りたいと思う日でした。
10月8日(木)台風18号襲来のち晴れ
今日は、近年でも最も強い台風が日本列島に上陸し関東へ直撃し大変な日でしたね。
我が家も台風の備えで昨日より大変でしたが、気がかりだったのは我が家の横に
置いてあったダンボールの箱に野良と思われる猫が3日ほど前より昼間だけ寝床
として利用し始めていた事です。
人目に付かない家の陰なので安心して可愛く包って寝ている仕草を遠めにみていると
今年空に逝ってしまった我が家の猫を思い出してしまい愛おしくなってしまいました。
ダンボールは横にしてあったので通常の雨は凌げますが、強い風雨には濡れて飛んで
しまいそうなのです。
出来れば我が家の中にでも入れて台風から守ってやりたいと妻と話していましたが、
野良猫は人間を信じてくれず逃げてしまい雨風に晒されていますのではとの
危惧をもってしまいました。
猫が出かけている間に、ダンボールが飛ばない様に上に重いものを乗せて
様子を見ることにしました。
朝起きて真っ先に見てみると幸いにちゃんとダンボールの中で寝ている姿があり、
ほっとしました。しかし、雨が吹き込み濡れていたはずです。
台風が通り過ぎ暖かくなりましたが、冬はどうするのだろうとまた心配になって
しまいます。この野良猫のように多くのペットが捨てられない世の中が来て欲しいものです。
人と人が、人と自然がありのままの愛情あふれる世の中を未来に残す
責任がわれらにあると思って小さなことしか出来ませんが日々を過ごして生きたいものです。
そう思っているうちに雨漏りの修理依頼の電話がなっています。
9月6日(日)晴れ
私は現在、茅ケ崎市と平塚市の耐震診断士として登録されていますが、
以前リフォーム工事をさせていただいた平塚市のお客様のお宅が
築30数年と古く、地震に弱い造りであることを簡易診断でご報告していましたが、
補強するとなるとかなりの工事量が必要で費用も多額になるため、
そのときは強くおすすめはしませんでした。
そのことが私の気持ちの中ではしこりとなってずっと気がかりになっていました。
8月の初めに、思い切ってお客様にお会いし「この建物に長くお住まいになるつもりでしたら
詳細の耐震診断・設計・補強をご検討になりませんか?」
「平塚市の補助金も利用できます。手続きは繁雑ですが私が全て代行しますので」
と申し上げたところ、「市からの補助金の件は知っていたのだがどうすればよい
分からなかったのであきらめていました」
「息子もこの家に長く住む予定なので是非お願いします」
とのご返事を頂き、すぐに市へ赴き手続きをし、
耐震診断を始めました。
その後まもなく、8月11日に静岡の地震が起き、
補強工事に全力注がねば、いつくるかも知れない
東海地震に間に合わせねばならないプレッシャー
の中での工事となりました。
壁を剥がしてみると土台の腐食、あるべき柱がなかった事等々難工事でしたが
、役所の検査もパスし無事耐震補強工事を完了することがでしました。
費用も市からの補助金で全費用の半額で済む事ができ、
お客様よりの感謝のお言葉を頂きましたが、
耐震診断士として、もっと早くお客様によく相談すべきだった、
もし、耐震補強をしなくて地震により倒壊し人命がうしなわれていたら
と思うと反省ではすまない責任を強く感じた出来事でした。

着手前 壁撤去 補強金物 構造用合板
7月20日(月)曇り
今日は3連休最後の休日で茅ケ崎では「浜降り祭」、各地区で神輿が担ぎ出され「どっこい、
どっこい」の掛け声の中町中を練り歩き大賑わいの様相をていしていましす。
先日、15年程前に私が設計し、新築されたお客様よりお電話を頂き「些細なお願いで
申し訳ないのですが相談したいことがあります」とのお言葉、
ご相談内容は浴室の換気扇が動かなくなったので見て欲しいとのことでした。
実はこのお客様は1年前に流し台の排水が詰まり溢れて使えなくなった時に
別の業者に排水管を数万円かけて清掃してもらったのですが、1ヶ月もたたない内に又
排水が詰まった事で私にご連絡くださり、すぐに対処し解決したお客様で
その際「業者に騙されたことを気の毒に思い私の作業を無料で行いました」
些細なことでも未だに忘れることなく私にご連絡くださったことに、
深く感謝する思いで、大変嬉しく直ちにモーター劣化の換気扇の交換をいたしました。
地元で営業している建築の専門家として、未だに無知で、いいかげんな業者が
横行していることを目の当たりにして憤りを覚えるばかりです。
工事完了後奥様より「藏前さんを本当に信頼しています、主人も藏前さんは
儲けを考えているのか心配しています今後も何かあったらお願いします」とお言葉を頂き
当初、他の業者に頼まざるを得なかったことに
人間としてのふれあいが足りなかった事へ申し訳なく、
反省での日でした。
6月1日(月)曇り
最近住宅の耐震診断を依頼される方が多くなっているのを感じています。
先日も、「築35年の中古住宅を購入したのだが耐震性が心配なので見て欲しい」との依頼で
床下、天井裏、外部、内部をチェックし、耐震診断を致しましたが、非常に弱く
倒壊する危険性が高いとの評価が出てしまいました。
「せっかく夢を持ち我が家を購入したのに不安がいっぱいで住むのがこわい」
とのお言葉、早速耐震補強のプランと見積もりを提出し、市からの補助金を活用することで
負担がわずかで済むことを説明いたしましたが、詳細を調べてみるとその住宅は以前違反の
増築をしていた事が発覚し市からの補助金の対象には難しく、
家族の命、安心には替えられなく全て自己負担となってしましました。
中古住宅を購入するには不動産の業者では分からない部分が多く
このような結果になってしまうのです。
現在、国の政策でも中古住宅の流通促進のために減税、補助金を打ち出しています。
その効果があって住宅も消費の時代よりストック型社会の促進に役立っていますが、
周知が不足している事へ危惧してしまいます。
我々建築士も重責の立場であることを感じています。
耐震補強の工事を終えて、「費用が掛かってしまったが、これで安心して引越し出来る
ようになって本当に嬉しい、感謝します」
とのお言葉を頂き、私はこの仕事の重大性を刻む気持ちで「こちらこそありがとうございました」
と感謝でいっぱいでした。
真の住宅のリフォームとは耐震性があってはじめて勧められることなのです。
やたらに、新しいキッチンとか設備内装等を奨めるのみではなく、本当のリフォームを根本から
お客様にお伝えせねばと思っております。
5月5日(火)曇り雨
ゴールデンウィークの後半日、新型インフルエンザの感染の脅威報道の中、自宅で春の
ガーデニングを楽しもうとホームセンターに出かける方が多く見受けられています。
彩の目を引く花々で庭をかざり春を満喫するのもよいものですね。
我が家では庭はさほど広くありませんが、前年に植えた花々が自慢げに咲き誇っています。
その片隅に負けじと黄色い花をさかせているたんぽぽを発見しました。
それは、その形からして絶滅しそうな在来種であろう関東タンポポらしいのです。
外来種に追いやられていた関東たんぽぽ、昔は当たり前の如く自然に咲き乱れていた
日本のたんぽぽ、それが我が家に守ってくれと逃げていたのか、頑張って生きているぞ、
と主張しているのか、みごとに咲き誇っています。
一部は子孫を残そうと、もう綿帽子をつけて種を飛ばしています。
なんとなくほのぼのとした気持ちになってしまします。
世界中で絶滅していく生物が1年間何万種とあるそうです。
地球が誕生してから何度も絶滅の歴史があったそうですが、それは長い時間を
かけて絶滅し、それに変わる新しい生物が生まれて来た歴史があったそうですが
現在はドミノ倒しの如く速いスピードで進み、このままでは生態系全体の崩壊に
繋がってしまう危機的状態だそうです。
別世界の出来事のようですが、今私の目の前にその絶滅危機のたんぽぽを見て
もっとこの警告を深刻に受け止めていかねばと思うこのごろです。
4月5日(日)晴れ曇り
日本全国に春の色合いが濃くなり至る所で桜の開花を祝う人々の喜びの声が聞こえてきます。
春の訪れは人々の新しい出発の印でもあるのでしょう。
私も同様待ちわびた春です。
いつもこの季節になると思い出すのが『沈黙の春』レイチェル・カーソン著を読んだときの
衝撃です。
『1960年代のアメリカのある田舎町での出来事、田園風景の森に囲まれた自然豊かな
町、春になると小鳥のさえずり、鹿の跳ねる足音、ミツバチの羽根が聞こえ、
人々はそれこそ春の訪れを満喫し心が躍るほどの喜びに浸っていました。
それが突然に沈黙の春になってしまったのです。
そして子供、大人、人間にも影響が・・・・・。
原因が分からない、あるところではイナゴの大量発生による作物の被害が出てそれでも
農薬は撒かれ続け、家の窓に白く積もるくらい。』
環境問題を最初に告発した書として有名ですね。
それにより世界中で環境アセスメントが法律で定められています。
本当にそれで良くなったのでしょうか?
現在、「里山」「里海」の開発が盛んですね。
人工でも自然を楽しもうという事でしょうか?
「自然と人間は共生していかねばならない」
それは正しい事なのでしょうか。
私には人間の驕りの言葉に聞こえますが・・・。
もっと自然は途方もなく大きく、偉大なものではないでしょうか。
大きな自然に生かされている内の一つが人間の生活ではないでしょうか?
新しい春の訪れはもっと謙虚に受け止めていく私でありたいとおもいます。
建築に携わる身として、懺悔と謙虚を忘れずに過ごして生きたいと思います。
3月4日(金)雨
誰でも記憶に新しい出来事で、耐震偽装という反社会的人命軽視の事件があり、
国を挙げて大きく法の整備を進め「建築関係法の大幅な改正」が施行され、
それに伴う景気の減速も見られるほどでした。
現在、私も建築士としてその法改正に従うべく様々な研修を受けながら
日々研鑽に勤しんでいるところです。
本当に嘆かわしい限りです。
しかし、この現象は決して後退するものではなく、進歩するものと思っています。
先日2日に建築士法の改正に伴う「管理建築士」の講習を受けてまいりました。
約900名の近隣の建築士が集い、まる1日缶詰状態で最後に修了考査があり
その結果の合否で「管理建築士」即ち建築士事務所の管理責任者としての
適否を問われることとなるのです。
建築士の「士」とは、「学問、道徳など身にそなえた尊敬に値する人物」という意味があり
まさに、そうあるべく皆が志したはずと思ってします。
しかし、現実には勝てなかったのでしょうか、大きな罪を犯すまでになってしまいました。
現実の社会は多岐多面にわたり複雑化し、ますます高度化しています。
それぞれの分野に特定した専門家が必要とされてきました。
その専門家は洗練された新しい知識と技術を日々身に付けていかねばなりません。
その努力を怠りながら社会でその地位をもって仕事する事はときとして、
反社会的人物に陥ってしまうのです。
建築士としてお客様のお住まいに仕事として携わることはその道の専門家であるが故
お客様の願いにお応えし、かつ社会の願いにお応えする責任が誰より(施工者)も
一番重いという事です。
改めて、建築士の仕事を誇りに思うのと同時に責任の重大さを身に刻む
日でした。
1月15日(木)晴れ
またもや新しき年を迎えられたことに感謝いたします。
「日本人は12月25日からたった5日間でキリスト教→仏教(年末の除夜の鐘)→神道を通過する」
不可解なんて言われたりしますが、もともと万物に存在する八百万(やおろず)の神を
信仰する日本人なら当然のこと。そのベースにはご先祖様を敬う気持ち、
これは意識的か無意識にかかわらず、ほとんどの日本人は持っている感覚といえるようです。
先日、近くの神社へ初詣へ行ってまいりました。
三が日よりずっと遅れていたせいか、ゆったりとした時間と空間の中で
昨年の感謝と今年の願いをこめて 目を閉じ、頭をたれ何か大きな存在に語りかける
とき、周りの人のざわめき、神社の森の神聖なかおり、小鳥のさえずり、その全てが
新しき年への厳粛さを語っているようで、現在の世間の喧騒のなかでの一瞬の
清涼な風のようでした。
生かされていることへの感謝を心に刻みこみまた歩んでいこうと思う日でした。
12月3日(水)晴れ
師走になり、いつも何かと気ぜわしい思いがつのるだけでいつのまにか
正月を迎えることとなる毎年です。
先日、以前居間のリフォームをさせていただいたお客様より「洗面所の洗面台の下より
水漏れがして床に水が染み出してしまっている」とのご連絡を頂きすぐに駆けつけ
て観たところ、確かに多量の水が床一面にあふれお客様のあわてたご様子でした。
給水管、排水管を調べたところ、水漏れの形跡はなく、結論は結露が原因でした。
特に洗面所は日が当たらない場所で、洗面台のすぐ脇に小窓があり寒い日は冷気が
降りてきて、浴室からの湿った暖気を一気に冷やし結露を生じさせるのです。
お客様はまさか結露でこんなに多量の水が生じるとは思ってみなかったご様子でした。
冷気が入り込まない用にする工事はすぐにできるのですが、当然費用も掛かってしまいます。
でも、ご自分のお住まいですのでご自分で出来る事はご自分で処理していただく様
アドバイスすることが私の勤めと思っておりますので、「窓ガラスに断熱シートをホームセンターから
買って貼り付け、更にカーテンをつけてください」また「洗面台の下の収納部分は
物が詰まり過ぎないようにして時々扉をあけ換気を良くしてください、知らないうちに
収納部分の床が腐りだめになってしまいますので」と申し上げました。
結局、工事代は掛からずお客様が購入された費用だけで結露は起こらなくなり、
ご自分で処理できた喜びの声を聞く事ができ、私もお役に立てた喜びに浸ることができました。
リフォーム業は確かに生業ですが、いつもお客様の側に立つサービス業と思っております。
どんな小さなことでも気軽にご相談をしていただくことがこの仕事をしていく
一番大切なことと思っております。本当の信頼関係を築くことがどんなに難しいことか
しみじみ思う次第です。
11月5日(水)曇り時々晴れ
本日、アメリカの次期大統領選挙でオバマ氏が大差で勝利しました。
変革を謳い、初めての黒人で、資金は一人ひとりの寄付を仰ぎ
信念を貫き全てが歴史的な感動の勝利でした。
しかし、多くの試練がまっています。
でも、この結果は十把ひとからげの対象として国民を観ているのではなく
一人ひとりの心に沁みたオバマ氏の行動と熱情によるものなのでしょう。
政治家は特権階級のものではなく、一人ひとりの独立した個人のもの
であると実践した結果だったのでしょう。
オバマ氏もパワーを与えるのではなく、もらったのでしょう。
人間はすばらしいものですね。
私事になりますが、
毎月、「陽だまり通信」を発行し今までのお客様の所へお持ちしているのですが
よく、不具合を観て欲しいと言われることがあります。
先日も換気扇が回らなくなって困っているといわれ
良く観てみると電気のコネクターがはすれていて
それを差し込むと問題なく動きました。
「何だこんな事でわずらわしてはすかしい」とおしゃていましたが
ご本人にとっては大変困ったことなのです。
帰り際「いつでも遊びにきてくださいね」とのお言葉
私にとってはちょとしたことなのにこんなに喜んでもらえて
その一日はそのお客様からパワーをもらい、気力に満ちた日を
過ごさせていただき感謝しております。
ほんのわずかなことで、人は幸せを与えたり、もらったりするものですね。
この感謝の気持ちを忘れずに日々を過ごしていこうと思う日でした。
10月2日(木)晴れ
今日は秋晴れで雲一つなく、空は高く澄み渡っています。
秋の香りがあふれ心までも澄み渡るおもいです。
先日、孫たちが泊まりに来て全員で『崖の上のポニョ』を観に行ってきました。
久しぶりの映画館でお決まりのポップコーンを片手に気持ちは幼児に還ったおもいでした。
幼きより親しんだ民話を思い出し大人にとってもなんだか懐かしい気持ちにさせるものでした。
孫と一緒だったからでしょうか。
宮崎駿さんの作品には『風の谷のナウシカ』『となりのトトロ』『もののけ姫』等が
ありますが、
心の故郷を表すような素晴らしい作品が多く、子供のみならず大人も楽しめるものです。
更にそこには現代の病魔の問題提起をしているものがあります。
母なる海の汚染を嘆く場面、大気汚染がもたらす惨劇、森の生き物が嘆く有様等
私たち大人がどうすればこの子たちに住みやすい世の中を引き継げるのか問われている
ように思われます。すこしかたく考えすぎでしょうか。
でも、そこにこの純粋無垢の子供の魂が唯一救いのように思われてなりません。
私たち毎日のなにげない生活の中に回答があるのでしょうか,
あなたのお家のエネルギー(電気、ガス)・水の使用量やゴミの排出量から、
あなたのお家からの二酸化炭素排出量を求めてみましょう。